複数通貨の支出を、暗算なしで記録する方法
収入はある通貨、支出は別の通貨? 口座、基本通貨、為替レートなど、複数通貨で家計を管理するための4つのルールと、iPhone での設定方法を紹介します。
お金がすべて1つの通貨なら、家計管理はただの計算です。でも通貨が2つになると、とたんに当て推量になります。給料はドル、家賃はユーロ、貯蓄口座はポンド、イスタンブールでの週末はリラ払い。どの合計もレート次第で、そのレートは動き続けます。
ここで紹介するのは、それでも混乱しないための仕組みです。海外在住の人にも、よく旅行する人にも、外貨のカードを1枚持っているだけの人にも役立ちます。
ルール1:実際の通貨ごとに口座を1つ
現実をそのまま映しましょう。ユーロのカードとドルのカードを持っているなら、ユーロの口座とドルの口座を、それぞれの通貨で作ります。
すべてを1つの口座に換算してまとめたくなりますが、やめておきましょう。残高が銀行と一致することはなく、レートの小さな差が積み重なって、説明のつかないずれになります。
口座の間でお金を動かしたときは、片方の支出ともう片方の収入としてではなく、振替として記録します。そうしないと、実際より多く使ったように見えてしまいます。
ルール2:支払った金額を、支払った通貨で記録する
入力するのはレシートの金額です。9.50ユーロ、320リラ。頭の中で換算した金額ではありません。換算はアプリの仕事で、あなたは記録するだけです。
Lode では、口座と異なる通貨の支出はリアルタイムのレートで換算され、その両方が保存されます。取引を開けば、支払った金額と、使われた為替レートを確認できます。銀行が適用した正確なレートがわかっている場合は、代わりにそのレートを入力することもできます。
自動記録も同じです。Apple Pay のオートメーションは、可能な場合は支払いの通貨を読み取り、読み取れない場合は口座の通貨を使います。
ルール3:基準にする基本通貨を1つ決める
全体像をつかむには、合計残高、予算、統計のための通貨が1つ必要です。自分がふだん考えるときの通貨(たいていは給料を受け取る通貨)を選び、それを使い続けましょう。
Lode では、設定 → 通貨で設定します。合計と予算はこの通貨で計算されるので、3つの通貨で支出した月でも、先月と比べられる1つの数字にまとまります。
旅行も同じしくみです。現地のお金が何であっても、旅行の合計は基本通貨で計算されます。
ルール4:どのレートを見ているのかを知る
外貨での支払いには2つのレートがあり、一致することはめったにありません:
- 市場レート:アプリが使うレートで、ニュースで目にするのもこれです。
- 銀行のレート:市場レートに、銀行のマージンと、かかる場合は海外事務手数料が上乗せされたものです。
だから、カードの明細と換算した金額が数パーセントずれることがあるのです。普段の家計管理なら、この差は気にしなくて大丈夫です。大きな買い物や、あとで精算する経費など、差が問題になるときは、カスタムのレートを使うか、明細に載っている金額を口座の通貨で記録しましょう。
「自分の通貨」ではなく、現地通貨で払う
海外のカード端末や ATM で、自国の通貨での支払いを勧められたら、断りましょう。これは動的通貨換算(DCC)と呼ばれるもので、レートを決めるのは加盟店側の事業者です。たいていは、カード会社のレートより不利になります。現地通貨で払えば、記録もシンプルです。金額が1つ、通貨が1つ、レートが1つ。
Lode で5分で設定する
- 設定 → 通貨で基本通貨を設定します。
- 実際に持っている口座ごとに、その通貨で口座を作成します。Lode は150以上の通貨に対応しています。
- よく使う通貨を為替レートにピン留めします。それぞれの通貨で1週間から1年までのレートの推移を確認でき、ちょっとした計算にはクイック変換が便利です。
- 旅行に出るときは、旅行を作成しましょう。その期間に使ったお金はすべて集められ、基本通貨で合計されます。
料金について
換算が行われるのは、取引の通貨が口座の通貨と異なる場合だけです。無料プランでは月5回まで、プレミアムなら無制限です。特定の外貨をよく使うなら、その通貨の口座を作れば、換算そのものが不要になります。ユーロのカードでの買い物は、最初からユーロのまま、ユーロの口座に入ります。